ワインと料理の相性、合わせ方

ワインと料理の相性、合わせ方

 

お酒と料理の相性って絶対ありますよね。日本酒には刺身、寿司、ビールには唐揚げ、

お酒に合わせておつまみも決めているんじゃないでしょうか?

では、ワインはどうでしょうか?

今回はワインに合わせる料理、ワインを飲むときに一緒に食べるとよりおいしい料理について解説したいと思います。

さすらいの酒場放浪者

自分はお酒が好きで二日に一回は飲み屋を放浪している酒場放浪者です。

仕事後に地元の埼玉や近くのセンベロ街赤羽を中心に名酒場に行くことが楽しみの一つ。色々な酒場経験から気になったことを調べては発信しています。

この記事を読んでいただければワインと一緒に食べる料理、ワインを飲むときに作ると喜ばれる料理、ワインと相性のいい材料が完ぺきに理解できます。

 

ワインは料理との組み合わせ次第で味わいをより深める事もあれば、逆に損なってしまう場合もある。

様々な合わせ方を試して。最高のペアリングを見つけていきましょう。

ワインの色で合わせる

 

ワインと料理の組み合わせ方で最も簡単なのが、同系色で合わせる方法です。赤ワインであれば濃い色味の肉系、白ワインなら色素の薄い魚介類と合わせるのが王道です。

赤ワイン

赤ワインは牛肉や鴨肉などの赤身肉とはもちろん、色の濃い内臓系とも相性がいい。

肉だけでなく、うま味がしっかりした赤い色味のマグロやカツオといった赤身魚ともよく合う。また食材の色だけでなく、ソースなどの料理全体の色を見て、濃い色味のものと合わせるとベターです。

赤ワインに合う素材
  • 牛肉(ヒレ、ロース、カルビ)
  • 豚肉(バラ)
  • 鴨肉(むね肉、もも肉)
  • 羊肉(ラム、マトン)
  • 内臓系(ハツ、レバー)
  • 赤身魚(カツオ、マグロ)

 

 

代表的な料理

  • 牛肉のステーキ、赤ワインソース煮
  • 豚の角煮
  • 鴨のロースト(バルサミコソース添え)
  • ホルモン焼き(タレ)、味噌煮込み
  • カツオのたたき、マグロの刺身

白ワイン

白ワインは色の薄い料理を合わせると外れが少ない。特に魚介との相性が良く、白身魚を始め、青魚や貝、エビやカニなどの甲殻類と組み合わせると、繊細なうま味を引き立たせてくれる。

また、肉の中でも白い部分が多い鶏のささ身や豚のロースもさっぱりと味わえるので最適です。

白ワインに合う素材
  • 豚肉(ヒレ、ロース、バラ)
  • 鶏肉(ササミ、胸肉、手羽、もも肉)
  • 白身魚(ヒラメ、鯛、スズキ)
  • 青魚(アジ、サバ、サンマ)
  • 甲殻類(エビ、カニ)
  • 貝類(ホタテ、アサリ、ムール貝)

 

 

代表的な料理

  • 豚の塩だれ炒め
  • 白身魚のカルパッチョ、刺身、塩焼き
  • サバの味噌煮、サンマの塩焼き
  • 貝のムニエル、バター焼き、酒蒸し
  • エビフライ(レモン、タルタルソース)

 

ロゼワイン

ロゼワインはピンク色の食材を合わせるといいです。ロゼワインの場合も、同系色の食材と合わせることでお互いの魅力が際立つようになります。

肉系であればハムやソーセージ、パテ、魚系であればサーモンやエビなど、ピンクの食材を合わせるのがベスト。

また、イチゴやラズベリーといったベリー系のフルーツとも相性抜群。

スイーツと合わせて楽しむのもおススメです。

 

 

ワインの香りで合わせる

同じ色味でも、香りに合わせて料理を選ぶと味わいがよりパワーアップする。スパイシーな香りや重厚感のある熟成香などワインの香りを感じながら組み合わせてみるのもいいと思います。

スパイシーな香りの赤ワイン

オーストラリアのシラーズなど、スパイシーな香りの赤ワインなら、コショウでたっぷりと味付けしたステーキ料理と相性抜群。

また、赤ワインの中には、樽熟成させることでクローブやナツメグなどの香辛料の香りが現れるものもあり、カレーやスパイシーチキンなどと合わせると絶妙です。

 

スパイシーな香りの赤ワインに合う素材
  • スパイス(クローブ、ナツメグ)
  • 牛肉
  • 鶏肉
  • 内臓系

代表的な料理

  • カレー
  • ステーキ
  • スパイシーチキン
  • ホルモン焼き

 

動物系の熟成香がある赤ワイン

クセの強いジビエ料理には、南フランスの赤ワインやイタリアのバローロなど、動物的な香りの赤ワインが合う。上品ななめし皮の香りが感じられるボルドーやブルゴーニュのワインなら、チーズなどの発酵食品やスモーキーな香りのソーセージに合わせると優しく調和します。

動物系の熟成香がある赤ワインに合う素材
  • ジビエ
  • 加工肉(ハム、ソーセージ)
  • チーズ(ウォッシュタイプ)
  • キノコ類

 

 

代表的な料理

  • 鹿肉のロースト(バルサミコソース)
  • 生ハムのクリームチーズ巻き
  • エポワス
  • ハンバーグのキノコソース

 

かんきつ系の香りの白ワイン

レモンやライムのようなフルーティな香りの白ワインには、レモンをたっぷりかけた鶏のから揚げがぴったり。

生野菜やサラダとも相性が良く、爽やかなハーモニーを楽しめます。魚介であれば塩焼きや天ぷらにして、シンプルな塩であっさりと楽しむのがおススメです。

かんきつ系の香りの白ワインに合う素材
  • 葉物野菜
  • 鶏肉
  • 青魚(アジ、サンマ)
  • 甲殻類(エビ、カニ)

代表的な料理

  • グリーンサラダ
  • 鶏のから揚げ
  • サンマの塩焼き
  • エビの天ぷら(塩)

ハーブの香りの白ワイン

グリーンの香りが強い白ワインなら、バジルやローズマリーなどのハーブを使った料理と合わせるとフレッシュ感が増します。また、鶏肉や白身魚、ジャガイモなどのクセの少ない食材を選びハーブで味付けすれば、ワインの個性的な香りが打ち消されずに絶妙なマリアージュを楽しめる。

ハーブの香りの白ワインに合う素材
  • ハーブ(バジル、ローズマリー)
  • 鶏肉
  • 白身魚(ヒラメ、鯛、スズキ)
  • ジャガイモ

代表的な料理

  • ハーブサラダ
  • ハーブチキン
  • 白身魚のハーブ焼き
  • ジャガイモのハーブソテー

 

 

味が似ているものと合わせる(赤ワイン)

食材だけでなく、調理方法や味付けによっても、ワインとの最適な組み合わせは変わってくる。

ワインと料理、双方の魅力をグレードアップするなら、味わいが似た者同士を選べば間違いありません。

ろやかな味わいの赤ワイン

まろやかな味わいの赤ワインに合う素材
  • ウナギ
  • 牛肉
  • チーズ(白カビタイプ)
  • クリームソース

まったりとした柔らかい味が特徴のメルロや、丸みのあるカベルネ・ブラン、ジューシーな味わいのサンジョベーゼなどは、こってりとした料理に合います。

意外かもしれませんが、ウナギのかば焼きやタレで味付けした焼き鳥、濃厚なソースをかけたお好み焼きにもマッチします。

代表的な料理

  • ウナギのかば焼き
  • ハッシュドビーフ
  • カマンベール
  • お好み焼き(ソース)

軽い口当たりの赤ワイン

軽い口当たりの赤ワインに合う素材
  • トマト
  • 魚介(ぶり、メカジキ)
  • 豚肉
  • 鴨肉

ライトボディなら、酸味のあるトマトソースと合わせると爽やかな味わいが互いに引き立つ。また照り焼きや生姜焼きなど、醤油やみりんを使ったやや濃厚な味付けの料理ともバランスよく調和する。

シンプルな肉のローストとも相性が良く、爽やかな酸味のあるソースをかければ絶品です。

代表的な料理

  • トマトソースのパスタ
  • ぶりの照り焼き
  • 豚の生姜焼き
  • 鴨のロースト(オレンジソース)

骨太でしっかりした味わいの赤ワイン

骨太でしっかりした味わいの赤ワインに合う素材
  • 牛肉(ほほ肉)
  • 豚肉
  • チーズ(青カビタイプ)
  • フォアグラ

タンニンが強くパワフルな味わいの赤ワインには、それに負けない濃厚な味わいの料理を合わせる事。コクのある煮込み料理やチーズ、脂がのったフォアグラは最高の組み合わせです。

カベルネ・ソービニョンやシラーなどの赤ワインであれば、脂っぽさを和らげ、味を引き締めてくれる。

代表的な料理

  • 牛ほほ肉の赤ワイン煮込み
  • ロックフォール/ゴルゴンゾーラ
  • 豚のスペアリブ
  • フォアグラのソテー

 

味が似ているものと合わせる(白ワイン)

酸味と甘みのバランスによって幅広い味わいを楽しめる白ワイン。

食欲を増進してくれることもあれば、デザートワインとして素敵な時間を提供してくれることもある。

繊細な日本料理にも合わせられる。

 

スッキリと爽やかな白ワイン

スッキリと爽やかな白ワインと合う素材
  • 鶏肉
  • 白身魚(鯛、ヒラメ)
  • つぶ貝
  • ハーブ

酸味が強いタイプの白ワインは魚介との相性が抜群。特に酸味を効かせたカルパッチョやアクアパッツァが美味しいと思います。

 

また塩で味付けされた焼き鳥と合わせれば爽やかなアクセントになります。

アヒージョのようなオイリーな料理なら口の中の脂分をさっぱりと洗い流してくれます。

代表的な料理

  • 鯛のカルパッチョ
  • 白身魚のアクアパッツァ
  • 焼鳥(塩)
  • つぶ貝のアヒージョ

 

甘口の白ワイン

甘口の白ワインと合う素材
  • 豚肉
  • 生魚
  • チーズ(青カビタイプ)
  • スパイス(クローブ、ナツメグ)

食後のデザートワインとしてはもちろん、クセのあるチーズや生ハムともよく合うのが甘口ワイン。

 

実はお寿司との相性も良く、シャリの甘酸っぱさと白ワインの甘さが見事に同調するのでおすすめです。

またパンチの効いた料理とも相性よく、スパイシーな料理と合わせるのも面白い。

代表的な料理

  • ロックフォール、ゴルゴンゾーラ
  • 寿司
  • カレー
  • 生ハム

コクのあるまろやかな白ワイン

コクのあるまろやかな白ワインに合う素材
  • エビ
  • カニ
  • ポルチーニ茸
  • クリームソース

樽熟成させたものなど、ふくよかでコクのある白ワインにはクリームソースを使った料理が最適です。

 

まろやかな口当たりと濃厚な味わいが絶妙に合わさり、贅沢感たっぷりのテイストになります。

高級食材を使った料理に合わせても味が負けないので、重厚感のあるマリアージュを堪能できます。

代表的な料理

  • ポルチーニ茸のクリームパスタ
  • クリームシチュー
  • エビドリア
  • 焼きガニ

 

同じ産地で合わせる

ワインも料理も土地ごとの風土の影響を受けて出来るものなので同じ産地同士で組み合わせると、自然に互いの良さを引き立てあってくれます。味の個性も不思議と似通っていて面白いです。

イタリアワイン

ピザやパスタと一緒に

ピザやパスタには白ワインやミディアムボディ~ライトボディの赤ワインがおススメです。

チーズたっぷりの濃厚な味わいならコクのある白ワインやスパークリングワインも合います

アメリカワイン

BBQのお供に

ガツンとインパクトのあるアメリカワインは、同じく大胆な味わいのBBQ料理と相性抜群。スパイシーな肉と果実味たっぷりの赤ワインを合わせれば、気分も一気に盛り上がります。

日本ワイン

和食

ワインを合わせにくいイメージのある和食ですが、繊細な味わいの日本ワインと合わせることで絶妙なマリアージュが生まれます。日本ならではの優しい味わいにほっと癒されてみてはどうでしょうか。

 

NGな組み合わせ

食材の中にはいままで見てきたように相性の良いものもあれば、もちろんその反対もあります。

ワインとの相性が悪く、風味を殺してしまうものもあるので注意が必要です。

ただしこれから紹介する食材は辛口のスパークリングワインであれば比較的合わせやすいので、ワイン選びに困ったときには試してみてください。

数の子

最悪な組み合わせとして有名なのが数の子と赤ワイン。数の子の持ち味である磯の香りが赤ワインの芳醇な味わいを台無しにしてしまう。

明太子

ワイン特有の酸味によって、魚の臭みが協調されてしまう。特に白ワインと合わせると苦みのある後味もプラスされて悶絶ものです。

イクラ

数の子と同様に魚卵のイクラは赤ワインと合わせた瞬間に口いっぱいに生臭さが広がり、金属のような異質な味わいを覚えます。

塩辛

ワインに含まれる鉄分と魚介の脂がミスマッチを起こし、むわっとした臭みとめまいのするような不快感が口に広がる。

納豆

納豆特有のにおいがワインの香りを見事に打ち消してしまいます。ねっとりとした食感も相まって、ワインと合わせるといびつなハーモニーになってしまいます。

生ガキ

貝ならば白ワインが合うと思われがちですが、生ガキの場合は守備範囲が非常に狭く、臭みを強調してしまう事もあるので要注意です。

 

以上、ワインと一緒に料理も美味しく楽しみましょう。