アパレル販売員の今後の働き方 現役店長が語ります

アパレル販売員の今後の働き方 現役店長が語ります

コロナが明けて悪いニュースが目につきますが皆様の会社は順調でしょうか?

恐らく対面販売を主体でやっていた会社はどんな会社であれ順調なわけがありません、ボーナス、減給など生活に影響を及ぼしかねない大きな転換期となっていることと思います。

自分はコロナ以前から年齢と共にアパレル販売員としての働き方に疑問を持っていました。

今回は未来のアパレル販売員の働き方について自分なりの考えをお伝えしていきます。

某セレクトショップ 現役店長「ロビン」
アルバイトでメンズセレクトショップに入社して15年
9年間の販売員生活を経て、副店長、店長とステップアップ。
メンズでの店長経験4年 現在はレディースで店長として従事して2年、アパレル販売員の新たな可能性を常に模索しています。

長年アパレル業界に身を置いてつぶさに動向を見てきた自分が、どんなことをしていった方が良いか、どのようにアパレル業界は変革していくか予想します。

この記事を読んでもらえれば今から自分が何をしていくべきなのか道が見えてくると思います。

販売員としてのメリット

メリット
  • 好きな洋服が社員割引で安く購入できる、着用できる
  • 仕事が始まる時間が遅いので、夜遅くまで遊べる
  • 特別な資格がなくても誰でもなれる
  • 仕事をする際の服装に自由度が高い
  • 販売ノウハウを学べる

順番に解説していきたいと思います。

好きな洋服が社員割引で安く購入できる

まずは、こちらですが。これはやはり好きなことを仕事にしているからこそ享受できるメリットだと感じます。入荷した段階で誰よりも早く、好きな洋服を見ることが出来て、割引で購入することが出来る。

更に店舗で着用して仕事することが出来る、最大のメリットで一番のモチベーションになるのではないでしょうか。

みなさん基本的にはこれが理由で入社してくるのだと思います、自分も入社の理由は間違いなくこれです。

新しい洋服を着て出勤する時や仕事をするときは気分が高揚するものですね、所有欲を満たしてくれますし、仕事も頑張ろうという気持ちにしてくれます。

仕事が始まる時間が遅いので、夜遅くまで遊べる

次の日が仕事でも、基本的には洋服屋は早くても10時オープン シフト制で遅番だと12時出社なんてこともあるので、遅くまで、なんなら朝まで飲んでも、寝てから仕事に行くことも全然可能です。

女性はともかく、男性の自分は朝まで居酒屋で飲んでから仕事に行くことやクラブに行ったりして、お酒を飲みながら音楽を聞いて、仲間とわいわいして、朝帰るなんてことはしょっちゅうでした。

それでも仕事に行けちゃうのは強みですね、年をとった今は出来ませんが、若いころは出社時間が遅いのがとにかく助かりました。

特別な資格がなくても誰でもなれる

泥臭い話にはなってしまいますが、正直根性さえあれば誰でもなれます。容姿やセンスなんて必要ないです、入ってから覚えればいいですし、アパレル業界は個性の集団でもあるのでセンスとかも入社してから身に付ければいいです。

自分をしっかり持っていて、意見を言えるタイプの方がよっぽど重用されます。

特に資格がなくてもなれるのはデメリットとして捉える方もいらっしゃるかもしれませんが自分は門は広く開いていて誰にでも同様にチャンスがあるのはメリットで将来を明るくする可能性がみんなに訪れているのはいいことだと感じます。

頑張れば頑張った分だけ帰ってくる職業だと思いますし、以前自分のブログでも書いてますが一生続けていける職業だと思います。

仕事をする際の服装に自由度が高い

これは最初の項目と似ているかもしれませんが、自分が好きなブランドだけじゃなくても、例えば今の自分のようにレディースにいったとしてもという理由で書かせていただきました。

もちろん自社製品を着用して歩くマネキンとなることが必要だったりするので着用したくない洋服も着ることになるときもあるかもしれませんがコンプライアンスがしっかりしてきた昨今では購入することを強要されたりはありません。

サンプル品を貸し出してもらってそれを着用して店頭に立つといった感じです。

ビジネスマンならジャケットやネクタイが必ず必要という事はなく、ある程度の選択肢は個人にゆだねられてる感じです

販売ノウハウを学べる

社会人として、ビジネスマンとしてここは大きいんじゃないでしょうか。

自分も30歳を過ぎて今後の生き方を考えるようになって、接客スキル、販売のノウハウが学べているのは今後の人生に大いに活かせるなと感じていました。

この物が売れない時代に、いかにしてお客様に商品をアピールして、良さを感じてもらって、購入してもらうか、この肌感覚が備わっているのと備わっていないのは商売を行う上でどんな時でも必要になるスキルなので学んでおいて損はないですし、立派に今後に活かしていけます

このノウハウがないと、ただ商品を作る技術があるだけでは商品は全く売れません。職人さんのように商品を作るスキルも必要ですがお客様にアピールして集客することが最終的には一番大事になってきます。

 

 

と、自分が思いつくメリット上げてみましたが、次はデメリットもしっかり確認しておきましょう。

販売員としてのデメリット

販売員としてのデメリット
  • 給料が大きくは上がっていかない
  • 年齢を重ねると立ち仕事がつらくなってくる
  • 働き方として場所と時間に縛られてしまう
  • 洋服を購入することによってお金を浪費してしまう
  • 転職に不利

給料が大きく上がっていかない

上がっていかないといっても徐々にはもちろん上がっていくと思います、以前のブログでも書いていますが、給料も悪くないので家庭をもって子供を育てることも全然できます。自分は一社しか知らないのですが、大手のセレクトショップ業態はどこも一緒なのではないでしょうか。

ある程度利益構造が分かってくるとやはり大きく上がっていかないのも納得できます。ただしベースが高いのとベテランから新人まで給与に大きな開きがない為みんながちゃんと社会の中で生活できるといった簡易です。

給料が上がっていかないと何が起こるかというと、大半を洋服に費やしているため家庭を持っても子供が作れない、作っても育てていく資金が不安に思うからです。

また年齢を重ねればお金がかかることも増えていきます、自分たちの親は老いていくため支えなければいけない、子供は成長するのでお金がかかる。生活水準を一定に保つには自分の小遣いを減らして生活費に充てる。そうなると何のために働いていたのか、最初の動機はまったく過去のものになってしまいます。

年齢を重ねると立ち仕事がつらくなってくる

これはもう読んで字のごとしですが、体力は落ちてきます。とはいえ、省エネの働き方を覚えると思いますが徐々に辛くなかったことが辛くなってくると若いころの自分が懐かしく感じます。

辛くなってくるとなにがデメリットかというと集中力が切れてしまうんです。接客が主な仕事の為、結構色々考えながら効率よく仕事をしたいと考えてる人ばかりなので、集中力がなくなってくると効率がどうしても悪くなってしまうのです。

これに関しては人それぞれが試行錯誤しながら対処していかなければいけないでしょう。

働き方として時間と場所に縛られてしまう

自分は結構これが一番きついかなと思っています。

営業時間は確実にそこにいなければいけないのでビジネスとして限定されてしまうのは非常に非効率だと感じます。特にこの時代決められた場所でお客様が来るのを待つというのは自分たちのチャンスを逃しているかもしれないと感じてしまいます。

なにが言いたいかというとお客様がこないと売り上げが立てられないというお客様主導な販売がアフターコロナのライフスタイルのなか危険だと感じています。

洋服を購入する事によってお金を浪費してしまう。

大好きな洋服ですが、購入すればその分お金は減っていきます。要するに生活が苦しくなってきます。

気づいたら数百万の借金なんて話は以前はよく聞きました。百万単位で借金をしてしまうと利息だけで莫大な金額を取られてしまいます、絶対にしてはいけません。

自分の手元からお金が無くなると自己への投資や周囲への投資が出来なくなってしまいます。洋服は楽しいものですがやはり外見です、内面を磨いてかないと人間としての成長はないと考えています。

読書をして知識や見聞を広める、販売員だったらお客様に満足していただけるためにどうしたらいいのか考えてスキルアップのために自分を磨くことを行って将来の自分に少しづつでもお金を投資していくことが重要だと思います。

転職に不利

メリットの方でも書きましたが、販売員としてずっと働いていく事を決心している方は大丈夫です。

そしてそれが出来るのも事実です、ただし、人間ずっと同じことをやり続けてそこにずっとモチベーションを感じられているのはごく一握りなのではないでしょうか。

どんなスポーツ選手でもスランプはありますし、大きな挫折を味わった時は誰でもやる気がなくなってしまうものです。

ただしメリットの方でも上げている通り誰でもできるという事は専門的なことは必要ないという事です、よって何もできないのと一緒という事になってしまいます。

強みがファッションにしかないのであればその領域でしか生きていけないことになってしまいそれ以外の事が出来ないので若いうちならともかく転職は出来なくなってしまいますし、足元を見られるような状況になってしまいます。

 

今後の販売員の在り方

メリット、デメリットを確認したところで、では今後どのような働き方をしていけばいいか、下記が自分が考えるあり方です。

  • 2極化で考える
  • パラレルワークを視野に入れる
  • 個人で稼げる分野を開拓する
  • 社内起業を目指す

まず大きな事として今後会社に属して仕事をしていくという事よりも個人のスキルや経験が重要視されるようになるという事です。そうなったときに確実に何かにとがっていた方がいいという事です。

2極化で考える

→販売員としてセールスのスキルをとにかく伸ばしてそこにコミットしながら働き続ける、もしくはマネージメントのスキルを伸ばしまくってマネージャーとして半分販売員、半分経営者的な視点をもって組織に属する

パラレルワークを視野に入れる

→販売員としてのセールススキルは継続して磨きながら、バイイングも行う、プレス業務もこなす、デリバリーも行う、など要するに今までは販売を専門に販売だけしかやってこなかったところを他にもアパレルの流通の中で出来ることを増やすという事です

個人で稼げる分野を開拓する

→個人的にはここが一番重要だと思ってます。

自分の趣味や関心があることを追求してそれをお金に変換していく。要するに副業ですね。

政府が副業を推進しているとありますが僕も現代人はある程度のマルチなタスクが求められる時代になってきていると思います

社内起業を目指す

→自分の自信がある分野でも、考えてみて今後絶対に伸びていくであろう分野でもいいと思います。会社にプレゼンしてスタートアップとして事業化させてもらうのです。

現状大手のアパレルでもどんどんつぶれていく世の中です、会社も自分たちも考えつかない新たなアイデアは絶対に求めています。

結論何をしていくべきか

結論、勉強しましょう。

自分の関心や興味がある分野を多角的に追及していきましょう、そしてその道の変人になる事です。

読書をすることもいいと思いますし、ウェブで検索することもいいと思います。誰にも負けない領域を持つことです、そしてそれを知らない人たちに広めていく作業をすればそれだけでお金は発生します。

もちろん所属している会社でもつなげていく事は可能だと思います。

今後の世の中を生き抜いていく上で標準的な能力をバランスよく備えていても価値は上がっていきません。それよりも誰か一人に刺さる、誰か一人に感動されるような姿勢でやり続けるべきです。

まずは一人の方のためにならなければ大きな事は成し遂げられません、千里の道も一歩からなので行動に移すことが非常に大事です。自分ならこうしてウェブサイトを立ち上げてメディア運営を行っています。

何でもいいのですとがっていることはお金になります、ただ、考えているだけではだめです行動に移して辛抱強くやり続ければ景色は変わってくるはずです

マネタイズの方法は今の世の中はたくさんあるので好きなことを追求しましょう