アパレル店長って何してるの? 現役アパレル店長が教える仕事術

アパレル店長って何してるの? 現役アパレル店長が教える仕事術

りんりん

ねえねえ。パパ


ガクガク

うん、どうしたの?りんちゃん


りんりん

パパはいつも会社では何してるの?


ガクガク

え?いろいろだよ。


りんりん

いろいろってなに?


ガクガク

う~ん、色々なんだよね、日によってまちまちかな、必ずやるのは接客だよ。

会社によっても色々あるとは思いますが、アパレル小売店の店長ってどんな仕事してるの?

店長っていうぐらいだから一番接客がうまいのかな?

店長っていうぐらいだからいつも怖い顔で怒ってたりするのかな?

好きな洋服を買いに行くと店長らしき人はいつもストックらしきところから出てくるけど、接客はしないのかな?

こういった悩みや疑問にお応えしていきます。

 

某セレクトショップ 現役アパレル店長「ガク」
この記事を書いている自分は大手セレクトショップにアルバイトで入社して15年「ガク」と申します。
9年間の販売員生活を経て、副店長、店長とステップアップ。
都内でのメンズ店長経験4年 現在はレディースで店長として従事して2年、アパレル販売員の新たな可能性を常に模索しています。

店長として日常的に取り組んでいる仕事について項目を分けて書いていきますので

この記事を読んでいただければ店長としてのマインドや仕事ぶりが理解していただけると思います。

細かい事をいえば店舗内のすべての業務が店長の仕事とも言いかえれますが、今回は代表的な仕事をピックアップして紹介いたします。

 

①一番重要なのはやっぱり接客と販売

なんだかんだ言って、一番重要な仕事はここです、なんといっても販売員なんです。

しかも、店長のメリットの一つとして現場にいて直接お客様と関わる為、直にお客様ニーズを体感出来てそれをすぐさま戦略に変えていけるところです。

どうしても本社にいるとステップは遅くなってしまいますが、現場にいるからこその強みです。

自分も長い間この仕事をしてきて色々な店長を見てきましたが、店頭で売れる売れないは別にして接客をしない店長はなめられますし、部下はついてきてはくれません。

なにより、背中を見せて店長が自ら必死に接客をする姿、必死にアプローチする姿、振られてもまたアプローチする姿

そういった背中を見せることで部下は奮い立ってくれます。

 

「店長が必死になって接客してくれてるから自分たちも頑張ろう」

「店長の頑張りを無駄にしないためにも、必死に接客しよう」

そういったマインドになってくれてお店には活気が生まれます。自分の経験上、活気のないお店は売れません。

自らの行動で士気を上げ、みんなを鼓舞するためにも、積極的にアプローチをしています。

ちなみにですが、キャリアは長かったり、年齢的に一番年上だったりしますが接客が一番上手というわけではありません。

接客が上手な方は他にもたくさんいらっしゃると思います、昔はバリバリ接客して販売実績が高かったという方はいらっしゃると思いますが、現在はそこまでゴリゴリではないという方がほとんどではないでしょうか。

店長とはトップスキルの保有者ではなく、販売がうまい方、ビジュアルが得意な方、分析が得意な方など色々な特性を持った店舗内のなかまに指示を出して結果が残せるように働きかける

これが最大の店長の仕事です。

②毎日の戦略立案、戦略実行

多種多様な価値観がうまれてきた現代社会では、突然のように風向きが変わる事もありますし、全く変わらないときもありますし、日々変わってしまうものもあります。

そういったお客様の流れをつぶさに観察して、分析し店舗で出来ることを最大限発揮できるように自分なりに考えて行動に移すことです。

もし仮に接客の業務がなかったものとすれば、一番求められるのはここの部分だと思います。

色々なタイプの店長がいますし、アパレル会社は自分が勤めている会社だけではありません。

しかしながら、自分の考えとしてはここができない人は店長にはなれません。(むちゃくちゃ頼りになる参謀がいれば話は別ですが、基本的にはここが一番求められるポイントです)

「昨日は派手な色味に魅かれて入店する人が多かったから、店内の前方には色物を配置してみよう」

「今週カジュアルな方よりもキレイ目な方が多いからマネキンを着せ替えて訴求しよう」

「明日から寒くなるみたいだから(暑くなるみたいだから)ラックの構成かえてみようか」

といった日々の微修正を行いながらお客様のニーズにマッチさせていく。

やってみてダメなところがあれば検証して再度変更して、また反応をみる

このような計画と実行、検証、そしてまた計画

このサイクルを毎日、毎週、毎月、しっかり回せる人が店長として望ましいです。

 

店長によって偏りはありますがお客様と直に接して気づいた点や共通する行動などを、実際にデータで分析して計画を立て、実行に移すといった作業が望ましいです。

一番よくないのはストックでパソコンばかり見て、店頭で背中を見せずにパソコンから得た情報だけで店舗に戦略を落とし込もうとすることです。

 

店舗は店長のものではなく、チームの仲間全員のものです。みんなと一緒に作り上げていく精神でいきましょう。

③部下との良好なコミュニケーションをとる

現代においてはこれがすごい大事になってきます。

自分が入社したばかりの頃はこういったコミュニケーションははっきり言って崩壊していました。

何かといえば叱責されていた記憶しかありません💦

当時メンズだったからかもしれませんが褒める、称賛する、共感するといったポジティブな文化はほとんどなかったように感じます。

ただ、時代は変わりました。ポジティブシンキングが広まったことは良いことですし、自分も店長になりたての頃は部下とのコミュニケーションがうまく取れずに部下にはつらい思いをさせてしまったこともありました。

接客販売ってある意味、接客する側のテンションってものすごい重要で気持ちよく部下に接客してもらうためにも密なコミュニケーションは本当に大事です。

ちょっとしたことでもいいんです。「今日はここまで頑張りたいね」とか「今日、こんな仕事かかえてるから、パソコン使うときは言うね」とか、そんな些細なことでいいんです

それだけで部下は「気にかけてくれてる」とか、「店長は自分に関心を持ってくれてる」と安心するものです。

朝いちばんの早い時間帯にみんなと一度はコミュニケーションをとるようにして、朝礼を行えばみんなのやる気も上がるはずです。

なんだかんだ、接客ってちょっとした精神論的な所もありますし、マンパワーといわれるように接客がお客様に及ぼす影響ってすごいと思います。

一人ひとりが自分の個性を最大限発揮してお客様のおもてなしを行えばかなりの金額になると思います。それを引き出すのも殺すのも店長です。

さらに、コミュニケーションがうまい店長は将来的に自分の仕事も楽になり、お店の実績も上がり、出世もしやすくなります。

なぜかと言いますと、コミュニケーションがうまい店長は部下を成長させるのも上手いからです。

部下を成長させるというのはお店を成長させるのと同じ意味です。部下に新しい仕事を覚えてもらいやってもらう。いままで店長がやっていた仕事を部下がやってくれるという事は自分が楽になるという事です。

さらにいえばここで店長は楽になって時間や余裕ができた分、お店の先の未来を考えて手を打っていく事が出きるのです、そうすることで先の売り上げも担保できるようになり自分の評価も上がっていくといういい循環しか生まれません。

それぐらい部下とのコミュニケーションは重要だという事です。

部下の成長なくして店舗の未来はありません。

まとめ

以上3つが基本的な毎日の仕事です。

面白いことに一日とて同じ日を過ごすようなことはなく、刺激的な毎日なので今日紹介した仕事以外にもたくさん仕事はありますが、これは必ず意識してやっていることです。

自分が考える店長像とは上記の3つの事項がベースとしてあって、さらに自分の個性や特性が上積みされているのがベストです。

店長でもみんな全員おなじような動きをするわけではないのでそれぞれの得意分野がありますが、この3か条が出来ていない人は同じアパレル店長でも多いような気がします。

店舗の売上が思うように伸びない店舗の店長は足元のこれだけ見直すだけでグッと伸びるなんてこともあります。

是非参考にしてください!!