【厳選4選】日本が世界に誇る 日本製ビール 前編

人生で最初に飲んだのはビール、お酒を飲みに行ったら必ず最初に頼むのはビールという方が大半なのではないでしょうか?

抜群ののどごし、飲んだ後の爽快感や味の安定感、季節関係なくどこで飲んでもおいしいビール。

今回はそのビールにスポットを当てて自分が考える代表的な4つの銘柄について書いていこうと思います。

キリンラガービール

聖獣”麒麟”と共に歩んできた120余年の歴史

変わってきたものと、変えていないもの

「ラガー」といえば「キリンラガービール」をいめーじする方が多いのではないでしょうか。
昔は飲食店でビールを頼むときに「ビール」とは言わず「ラガー!」という光景が普通に見られ、そこに当たり前のようにキリンラガーが運ばれてきていたそうです。

明治21年(1888年)に発売されて以来、今も変わらず愛され続けている日本のビールの代表選手。

ただし発売より長い時間がたっているこのビールだが、味の変化はあったのだろうか、時代と共にどのような変化があったのかを探っていきたいと思います。

醸造技術や原料の加工に関してはキリンラガーだけではなくビール業界全体的に進化していたこの100年以上であるが、キリンラガービールに関しては味覚のコンセプトである「苦みのしっかりした芳醇なうまさ」に関しては一切変えていないそうです。


時代や時流に合わせて味覚コンセプトも変わるのが当然のように思われると思いますが、キリンラガーに関しては違うようです。

以前キリンラガーの生を発売したことがあるのですがそれが大失敗に終わってしまったのがその原因。

特にキリンに関しては嗜好性が高いのでそこを求めて購入されていた方が多かったようで、味を変えてほしくないと苦情にも似た意見を連絡してくれる人が非常に多かったようです。生化は結果としては変えなくても良かった味を変えてしまい、ロイヤルユーザーの売り上げが下降してしまった。

以来キリンラガーは味のコンセプトを変えることなく今に至っています。

ではそんなキリンラガーはどんな味なのでしょうか

独自の技術で変わらないおいしさを作り上げる

まずは原材料の麦芽、酵母、水

麦芽は、麦の産地というよりはキリンラガー独自のスペックの基準に合うものを世界から厳選しているようです。
溶けやすさと、発酵しやすいもの。

酵母はダメージがかからないように低温で保管するところにこだわりがあり。
水に関しては各工場で味に違いが出ないように”磨く”ということに重きを置いている。

いつ、どこで飲んでも厳格なまでの基準が設定されている。

最大のこだわりはホップにあり


のどにグッとくる刺激感とコク・飲みごたえのある味、ガツンと来る

というキリンラガーらしさを追求するうえでホップの役割は非常に大きい。

単にホップを増量するだけでなく穏やかな苦みとハーバルスパイシーな香りを持つドイツ・ハラタウ産のヘルスプルッカーホップの使用比率をアップ。煮沸釜へのホップの投入時期を見直すという三つのポイントを強化している。

そんな三つのポイントの中でもホップの投入時期に大きな変更が行われている。

それまでは煮沸後すぐに煮沸釜に投入していたのを、煮沸前の低温のタイミングでホップを入れることで複雑な苦みをだした。
なぜ複雑な苦みを出すのか・・・それはホップの加工の返還が関わってくる。

昔は煮沸釜にホップの「毬花」と呼ばれる松かさに似た花のような部分を直接投入していたので不純物が多かったようですが、それをペレット化したりエキス化したりすることで扱いやすくはなったのですがペレット化したりエキス化したりするときに苦み以外の有効成分があったのではとの仮説からホップを投入するタイミングを変えたところロイヤルユーザーからの評価が高まり「昔のラガーに戻った」「キリンラガーらしくなった」との事

新しい変革がキリンラガーを原点に戻しました。

瓶か缶か・・・・ よりおいしく飲むための選択

こだわりのキリンラガーを味わうとき、お手軽な缶を選ぶか瓶を選ぶかという選択に悩まされる。

キリンラガーにおいては瓶のイメージが強いと思うが美味しく飲むためには飲み方が違ったりするのでしょうか。

基本的なスペックは変わらない、飲むときの器の口径で味が変わる

お好みで器を変えて飲み比べてみるのは楽しいと思いますが、口径が広いと苦みがやわらぎ、狭いと苦みがダイレクトに伝わってきます。あまりに口径が広いと香りがすぐに飛んでしまいますし、炭酸感も抜けやすくなってしまうのでそれはやめておいたほうがいいと思いますが気分に合わせてグラスやジョッキを変えてみるのもいいかもしれません。

でわ最後にズバリキリンラガーに合う料理とは何でしょうか・・・

自分がこれまでへべれけになった経験から相性が抜群にいいと思ったものは
個人的な好みにはなってしまいますが、エイヒレ、餃子です

どんなアテも受け止めてくれる懐の深さも長年愛されてきたキリンラガーが支持される理由の一つです。

エビスビール

日本における麦芽100%ビールの先駆者

ヱビスは果たして高級ビールなのか??

お寿司屋さんなどの飲食店に行けば必ずといっていいほど目にする「エビスビールあります」のポスター、冒頭でのお寿司屋さんや懐石料理屋さんなど高いイメージの飲食店で見かけるイメージから、ヱビスは少し高級な料理にしか合わないのかと思っていらっしゃる方も多いと思います。

しかし、一切そんなことはありません。ヱビスは非常に万能なビールで安い、高いに関係なくこだわりの素材を使用した料理には素材にこだわった純粋なビールであるヱビスが非常にマッチします。

逆に濃い味の料理であっても味のしっかりしているヱビスなので負けることなくマッチするのです

ではそんな「ちょっとお高い」というイメージのあるヱビスはどんな時代を歩んできたのでしょう

「麦芽100%のビールをつくる」
大号令の元にヱビス復活

明治20年(1887年)会社設立(本社 現東京 銀座) 明治22年(1889年)には工場竣工(現東京都目黒区三田)
そして、その3年後に「恵比寿ビール」を発売

七福神の中でも商売繁盛の神様である恵比寿様にあやかってつけられたという恵比寿ビールは爽快な味わいが評判となってたちまち人気になりました。

「東京を代表するビール」から「日本を代表するビール」へと変貌を遂げ、さらには1900年パリ万博で金賞を受賞するほどまでに成長していきました。
その間に旺盛な需要により工場拡大、1899年には日本初のビアホール「ヱビスビヤホール」を開設、1906年には恵比寿駅開業、その22年後の1928年には近隣の地名が恵比寿にかい改名するなどビール業界だけにとどまらないブランド力を発揮していきます。

1906年には札幌麦酒、大阪麦酒と合併し「大日本麦酒株式会社」となります。ますます好調な売れ行きで時代の隆盛を極めていたころ、あることが理由で突然姿を消してしまいました。

戦争です! 第二次世界大戦の勃発によりビールは配給制となり昔から親しまれていたブランド名は廃止に追いやられてしまうのです。
日本は「麦酒」という名前のビールだけになってしまうのです

しかし戦後25年たった昭和46年(1971年)ついに恵比寿ビールが「エビスビール」になって復活するのです。

当時のサッポロビールの社長の「エビスビールを復活させろ、最高級の麦芽で本場ドイツにも負けないもの」という号令によるものでした。

当時発売されていた他のビールよりも10円高い150円という価格にも関わらず人気を博していたのだが一方では違いの分かる一部の男性が飲むビールという評価もあったそうです。

様々な”こだわり”がヱビスを支えている


ヱビスの一番のこだわり。それは復活の烽火ともいえる先代の言葉に凝縮されています。スピリッツは現在も受け継がれながら

麦芽とホップだけで麦芽とホップだけで副原料を一切使わないということは自ずとその質が問われるという事です。
質の良さはもちろん、上質な旨味を引き出すために、通常のビールの1.5倍の時間をかけて長期熟成させることで深いコクとキレに加えてクリーミーな泡や透明感までが実現されている。

また、酵母には「ヱビス酵母」と呼ばれるヱビス専用の酵母を使用している、非常にナイーブな酵母で扱いが難しいらしいが、大事に使用していくことでヱビスの味はもちろん「ヱビス香」と呼ばれる特徴ある豊かな香りも作り出している。

ヱビスを飲むときのこだわりたいポイント

そんなヱビスを自宅でよりおいしく飲むためにはどんな工夫をするとよいのでしょうか

・泡まで楽しんでいただくために必ずグラスに注いで飲む
・グラスはデザイン性のある角ばったものよりは内側が緩やかな曲線になっているグラス
・口が広がりすぎていないグラス

以上の3点を守っていただくと最高のヱビスを堪能できるはずです。

気取ったお店で飲むヱビスも美味しいがリラックスして自宅で飲むヱビスも格別

一口一口にそのこだわりを感じずにはいられないと思います。